かみなし子こんにちは

取り留めなくおんなひとりの生活をつらつらと

かみなし子こんにちは

正月を過ごして地元で暮らす将来を考えてみた

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年末年始はかなり、長い帰省だった。建前は親戚も来るから、長女としてお手伝いさんのつもりもあったのだけれど、だらけた一人暮らしの延長で結局は穀潰しの寝正月となった。親戚の中で誰が結婚しただの誰が子どもが産まれただの話題が飛び、腫れ物になってる自覚はある。同時に開き直るふてぶてしさも育っている自覚も。

 

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ぼんやり考えていたのは、「10年前に建て替えた庭付き一戸建ての家を譲ってもらう」ことだった。都内まで数時間、車社会だが不便なことはない(運転できれば、だが…)。よく言えば風光明媚。悪く言えば辺鄙。

 

具体的な話には持っていけなかったので、家をもらえるかどうかは確定しなかった。近所を散歩したりぼんやり考えてると、この辺に住むのもなんとなく難しいと感じた。

 

もちろん、今の都会暮らしでもキラキラした生活とは無縁。外食なんて月数回だし、お洋服も買いに行かないし、行列や混雑が嫌いだから話題のスポットには近づかない。友人も年々減るし、わざわざ会いたいと思う人なんて片手でしっかり余るかもしれない。

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とはいえ、田舎の閉鎖的な空間(そこまでムラ社会というわけではないが、都市部に比べたらさすがにある面倒な文化)に戻れる気もしない。ご近所あるある、「●●さんところのかみなし子さん、出戻り?」

 

結婚すらしてねえよ!パラサイトシングルしてないだけちょっとは褒めてくれ。

 

レジのパートやら、子連れの家族の風景を見ると、自分の同級生か?と思ってビクビクする。この休みの間、1週間以上あって旧友に1人も会わず、連絡すら取らなかった。成人式にも出なかった。「付き合い」を維持するのが苦手だ。逃げ出したくなる。

 

両親が健在の今のうちでも、都内でずっと踏ん張っているモチベーションも気力もないから引き払って、いわゆる「スープの冷めない」近所の賃貸アパートに住んでリモート穀潰しでもしてやろうと思ってたけれど。将来1人になっても実家を引き継いでひっそり暮らして、1人でどうこうできなくなったら老人のシェアハウスだの特養でも、終の住処をレンタルしようと思ってた。

 

しかしなんだか、ここも自分の住むところなのかわからない。これから住宅ローンの金利上昇も見込めるし、何より転職したら借りれなくなるかもしれないし、家をどこかに買うのもありなのかなぁ、なんて。親から贈与ももらえそうだし、減税効果も大きいよなぁ。1500万円は頭金にできるか。3000〜4000万円のマンションなら、なんとかなるかしら。

 

でも今の物件価格は高いし、資産価値は下がる予感しかしないし、資産が減っていくのも不安だ。

 

結局答えは出ないけど、ぐるぐるしている。そう言っている間にわたしはまた都会の中でおばさん化が進みそう。

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余談で、今年のおせち。今年はいつもの三段(2万円だったか、忘れた)が売り切れで、一段一万円のもの。コロワイドの株主優待で支払いはゼロだという。

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席の位置から、目の前にお屠蘇とこのおせちがあったので、手酌にて飲み食べまくったら午後は気絶したように眠り元旦が終わった。爆笑ヒットパレードも録画を逃し、あまり正月感を味わえなかったような。

 

自分たち以外にあまりおせち人気がないから減らないし年一回なのになんだか飽きるし、来年はほんとうにまた頼むのだろうか。

 

カニも一万円でボイルがあったのだが塩茹での塩が濃いようで、金沢のカニ刺しを体験した自分はあまり手をつけなかった。