30歳からスタートする東京一人暮らしOLが資産2000万を目指して意識を高くする

2017.5 資産ほぼ1000万円からスタート。とはいえ、話題取り留めなくおんなひとりの生活をつらつらと

祖母が万引きの疑いで身柄を確保されたので警察に行ってきた

こんな話、ネットやテレビ、ラジオ、新聞の人生相談くらいで見かけるものだと思っていて、まさか身内に起こるとは思わなかった。

 

発言小町かみなし子。

 こちらの続報・詳細版である。

※かなり長くなってしまったし、最初は軽いノリなのがどんどん暗くなっているので、引き返すなら早いうちにどうぞ。

※さらには公開することに迷いを覚え始めてしまい、書き残したことがあるので、目次内の「あとがき」をさらっとでも読んでいただければ幸いです。

kaminashiko.hatenadiary.jp

目次

 

1本の電話が1月2日に鳴った

母の携帯が鳴る。登録されていない携帯番号。

「かみなしママさんの携帯ですか?●●署のものですが。。」

ハハハ。

新年2日目からオレオレ詐欺キタコレ。

そう思った理由は、着信が090だったこと。
警察が携帯からかけないだろう。下4桁は0110のはずだ。

 

内容は、「あなたのお母さん(=かみなしグランマ)がコンビニで万引きをはたらき、これから取り調べのために警察署に連れていく。署に来てほしい」というもの。

 

自分のグランマが万引きするわけないじゃないか。これで保釈金が必要になるから、いくら振り込んでくれ、そんなオチだろう。

かみなし子は、ママに、そして横にいたパパに、「これはオレオレ詐欺だよwwwwwwww」「ねぇwwwwwwいまおかあさんにオレオレ詐欺の電話がきてるんだけどwwwwww」「正月早々wwwwww」と笑いながら耳打ちする。

 

自称警察官との電話に耳を傾けつつ、同時に孫であるわたくしかみなし子は、祖母の家の固定電話に電話をかける。

これで本人と繋がればこの電話をかけている張本人は大ポカだ。

詐欺であるということが証明できるという話。

 

しかし、コールをしても一向につながらず。

嫌な予感がしてきた。

そして、かみなしママが会話している中で高齢女性の声が聞こえた。

 

「おう、あたしだけどさ。」

 

あ、これ、マジだ。

 

母に代わりかみなし子がOn the phone。本物か疑ったおまわりさんは名を名乗り、「警察署にかけて確認していただいてもかまいません」とおっしゃる。平謝りをして、後ほど伺います、と切電。

 

警察署に向かう

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当然ながら、公安委員会(免許更新とか)などの窓口は締まっており、数人おまわりさんが勤務していた。それほど混んでおらず、箱根駅伝がテレビで流れていた。正月だ。平和な正月。先ほどまで我々も家で見ていたものだった。平和だった、さっきまでは。

 

とにかく、本人と対面して話を聞かなきゃ。どんな言葉を聞くんだろう。と思い、駆け付けたものの、実際は対面できなかった。

本人が、自分の万引きを認めていないということが理由だ。

認めていないと、無実の罪(というならそれでも処理は始まるそうで)と自白、書類の処理が違うという。むしろ取り調べが始まっていない状態なんだそうだ。どちらかというと、本人の言っていることが支離滅裂で、会話にならないという。しかも祖母は10時くらいにコンビニで確保されて、その後開き直り・逆ギレのせいで1.5時間は押し問答をしており、通報されたというらしい。 

実際、監視カメラは祖母の姿と犯行の現場をしっかりと録画しており、かつ再犯とのことで、店側は怒り心頭である、という絶望的な状況を知る。 ボケてしまって、被害者だとか、転んでケガをするだとか。本人や家族が大変なことになることは想定していたが、まさか他人様に迷惑をかける、加害者側になる可能性なんて思いもしなかった。

 

まずは実娘であるかみなしママがおまわりさんに導かれ、マジックミラー越しに取調室にいる祖母を確認し、本人かどうかをおまわりさんに伝えるという。(他の家族は付き添わず、待機していた)そんな片山右京がいそうな展開かよ。。。

警察署のベンチで待機

このときが、一番いたたまれない時間であった。

車で警察署に向かっている道中は、虚言癖も多い祖母のこと。私たちに対してはしょんぼり、申し訳ないと言って自分が一番かわいそうである振る舞いをするかもしれない。あるいは、本当に今までとは変わり果てた、認知症が進んでしまって、ボロボロの状態に対峙するんじゃないか。不安しかなく、そんなことを考えていた。すぐ祖母を引き取って話を聞き出さなきゃ。と。

 

しかし駆け付けてみれば、まさか認めてもいない、謝ってもいないなんて。開き直りともいえるじゃないか。この先、どれくらい時間がかかるのかわからない。

しかも、最悪逮捕される可能性もあるそうだ。本人が自白をしない状態で、さらに被害者(これがコンビニにあたる)が刑事事件として認めてしまえば、そういう風に処理されてしまって、初めて引き渡しとなる、という。

 

目の前が真っ暗になる。

身内に前科を持つ人間が生まれてしまうの?

懲役〇年以下、〇万円以下の罰金。そんなことが身内に起こるの?

あるいは、このまま時間がかかってしまって拘置ということもあるんじゃないか?何日かかるの?そんな考えが次々と頭をよぎる。

「身元引受申請書」を記入

おまわりさんから要請があり、かみなしママが記入する。これは、祖母である本人にまた何か起こった時、娘である引受人が責任をとる、といった内容のもの。あまりまじまじと見れなかったが、物騒な単語も並んでいた。念書に近いもので、拇印もとられる。すでに犯罪者の気分である。。

昼食のために外出する 

ここまできて空腹がひびいてきた。まずは早く駆け付けたいということでお昼抜きで警察署に行っていたのだ。時刻は14時を過ぎていたか。

状況は何も動かない(実は電話で聞いたときも「取り調べはまだ始まっていないので準備してゆっくり来てください」とは言われていたのだ。それも暗雲立ち込める予言のようであったが)。長期戦になることを覚悟しつつ、取り調べ(の前段階のお話)中のおまわりさんには申し訳ないけれども、「お昼に行っていいですか?」とおそるおそる聞いてみた。

そうしたら、同じ要領で、「ゆっくりしてきていいですよ」と。優しいの。

 

ということでかみなし子・パパ・ママの3人で近くのファミレスにて昼食をとった。そこでかみなし子は、

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カツ丼を注文してしまった。

不謹慎かもしれない。しかし取り調べと聞いて、その場の重い空気をやり過ごしたいばかりに「カツ丼食べさせてもらえるのかなww」なんて冗談めいたことを言っていたら、頭の中がカツ丼で満たされてしまったのだ。味わう余裕もない、そして胃もたれが起こりそうであった。

そして、両親は。

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同じ注文。「かみなし子が頼むなら、俺も」「わたしも」とダチョウ倶楽部よろしくカツ丼3つが並んだ。

 

近所には地元に愛される神社があり、初詣帰りの家族連れがファミレスにはごった返していた。

同じように祖父・祖母と一緒だったり、新しく生まれた孫たちと一緒だったり。いろんな形の家族連れの姿を見ると幸せそうで、そんな中わたしたちは、と考えると泣きそうになった。本当に泣きたいのは実の娘であるかみなしママであるだろうから、涙はこらえた。

 

思い出に残るカツ丼となってしまった。

コンビニに謝りに行く

さて、年明けのファミレスは混みあい、時間もかかったが、昼食から戻っても残念ながら進展なし。

その後おまわりさんから「コンビニに謝罪と盗んだ物品の精算をしていただきたいので同行してくれないか」というご提案(指示というべきか)で、現場であるコンビニに行くことになった。

 

コンビニに到着するが、かみなしママは「かみなし子は車の中にいていいよ」と。娘のことをかばいたい愛なのか。
車内で待っている間もかみなし子はいたたまれないので、冒頭のブログを下書きしていた。

母はこの時間が一番堪えたそうだ。

「悪質ですね」「今までも他であったんじゃないですか」と、恨みがましい言葉をぶつけられ、“犯罪者の娘”と扱われた。コンビニでは出入り禁止を誓う念書を書かされたそうだ(ちなみにこれを破ってお店に出入りすることがあれば今度は民事上の損害賠償などになるらしい)。店頭には行き来する一般客が大勢。多くの目の中で、警察官の立ち合いのもと、相手から詰(なじ)られる。これほど恥をかき、情けないことがあるだろうか、と後で言っていた。実際、車の中にいる自分からも泣いている母が目視できた。つらみしかない。

当たり前なんだが、コンビニ店長からしたら私たちの家族は何の縁もない高齢者が万引きを複数回働く、迷惑な「犯罪者」でしかない。感情的になっているのだろう。申し訳ない気持ちはもちろんあるが、「何もそこまで言わないでも。。。」と正直思った。加害者家族の気持ちが少しわかった気がする。

状況が一転、祖母が解放される

結論を先に述べるが、結局、残念ながら罪は認めず、謝罪の言葉もなかったようだ。実際、全てをおまわりさんが話してはくれず実態はグレーである。どうやら、再度おまわりさんがコンビニと話をした際、家族の謝罪・精算と念書をもってして、コンビニ側が刑事事件にするような訴えを取り下げてくれたようだ。それに、高齢であり女性であることを配慮していただき見逃してくれたというか、彼らも解放されたかったこともあるだろう。刑事事件にならなかったということで、再度別の書類を母が署名捺印し、祖母を引き取る。

 

初めて祖母と対面したが、本人は疲れ果てているかと思いきや、あっけらかんとしている。話し方もしっかりしており、認知症の症状は感じられず、むしろ意識が正常なら反省の色が全くなく、そのことが家族の感情を逆撫でした。我々に「いやーこんなところまで悪いね~」「すんませんでした」なんて軽いノリで言われちゃって、一言「謝るのは警察に対してでしょう」と家族はピシャリ(警察に対してでありコンビニに対してでもある)。

車で送っている間も、中は無言。
空気が重い。 

不毛な家族会議

祖母の家に着くも、祖母は送り届けてもらって終わりと思っていたらしく、「じゃ」みたいなことを一言。そこでかみなしママ、ブチ切れる。「中に入れなさいよぉおおおお!!!!!!!!」他の家族、お通夜の顔

親族の一人が外で一服するというので、実家では吸っていなかったもらいタバコを玄関で咽む。吸わなきゃやってらんないっす。久しぶりに怒鳴る母親の声を聴いて、「子どもの頃を思い出すなぁ」なんて全く必要のないノスタルジーに浸る間もなく、「お前ら中入れ」と言われて即入る。みんなが怒られているみたいになっている。もうわけがわかんない。

 

色んなバックグラウンドがあって、色んなことがあったが敢えて割愛させていただく。これ以上この記事が長くなっても。祖母の部屋で輪になって「なんでこんなことになった」と「これからどうするんだ」を話し合うも、本人は「盗っていない」「大事にしやがって(他人が悪い)」ことだけを主張して、見事に360度回って数十分ごとに同じ議論のスタート地点に戻ってくる。さらには全然関係ないことを叫んだり。この議論、何も進まない。一歩も前に進まない!

しかし、どさくさに紛れてお年玉を渡してくる祖母。え~~~~いらないのに。。このタイミングで。。。てか私に話題を振らないで!!!!

「持っていってな」と裸で渡された数枚の紙幣は、これまでの人生で一番うれしくないお年玉だった。

でもそこで押し問答するのも無駄な議論だったので、受け取った。ありがとう

疲れ果てて帰宅、夜の酒

無理やりだったのかもしれないが、なんとか祖母の口から前向きな発言を引き出せたので、今後のことはまた話そう、と締めて、その場はお開きになった。

電話が鳴ったのが12時過ぎ。車で移動して、警察署のベンチで通算1時間ほど待ったか。お昼も混んでて2時間近くかかったか。外のコンビニでは30分ほど話していただろうか。祖母を保護して、帰ってきてから不毛な話し合いが1.5時間。夕飯もファミレスでとり、帰ってきたのが19時過ぎだったか。

それぞれがバラバラに入り組んでいたのできれいなタイムテーブルではないが、とにかく長い長い外出であった。精神的に時間が長く感じた。

 

とにかく身体に力が入らないような、だるさが強い疲れが残る。

家族もいたたまれないようで、珍しく、お風呂を出た後で晩酌をした。ファミレスでは元気のない笑顔で「やけ酒しないとやってられないわね」とかみなしママ。

 

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この日のことはここで終わり。

実際、家に帰ってこれただけで、事態は収束していないし、解決もしていない。後日談もたくさんある。

一生で一度あるかないかの経験をしたし、これからのことを考えると不安であり、実際に数日内に精神的に崩れたりもしている。

でもとにかく生活は続くし、気持ちは保たないといけないのだ。


Twitterで励ましてくださった皆さま、ありがとうございました。 

あとがき:家族の恥ずかしい内容を第三者に打ち明けることについて

こういうことは、普通、誰かに言うことすら恥ずかしいことであるし、ためらわれる。

恥ずかしいというか、犯罪一歩手前であることで、書いて公表することすらおかしいのかもしれない。またそんな指摘もいただいてしまいそうな予感もある。

 

しかし、ブログの柔らかな匿名性が、しがらみがあるリアル世界よりは受け入れてくれる気がしたし、実際にこういう話題(高齢・介護や家族の問題)を打ち明けると、小さなことなら誰にでもあるようで、思わぬタイミングで共有できたりするものだ。

実際、かみなし子も本当に信用できるリアルの友人に話したら、その友人の祖父母、さらには彼女の友人も抱えている問題である(警察沙汰はなかなかないと思うが)

 

自分の気持ちや状況を整理するために、と思ったけれども、書き進めていくうちに、書き上げて下書き保存していても、迷いは、いつまでもぬぐえない。

 

不安が大きくなったり小さくなったり、日によって不安定だったりもするが、今日のわたしの心境をひとまず書き残したい。

それで、いつか見返した時に、小さくても前進していることを知れたらいいと思う。

 

そして、万が一炎上したら増田か発言小町に転記しようと思う